泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

薔薇二曲

朝から持病が悪化し、仕事を休んだ罪悪感で心を腐らせながらベランダで過ごしていたら、高い高い堤防の向こうの海の上が急に曇って烟り、さあああ、と雨の音が聞こえてきた。私は新芽の瑞々しいバラと一緒に、陽の光を浴びながらそれを見ていた。ふいに涙が出るのはこういう時だ。どこもかしこも美しく、優しく、暖かい。

 

 

f:id:rancraw:20200423174250j:image

うそ。暖かくはない。今日は13℃/1℃で、明日は13℃/2℃だ。しかも風が強くて冷たい。向かい風で進まない坂道をチャリンコでこぎこぎしていると本当に涙が出そうになってくる。

具合の良くないときにそんなことをしていると、たぶん本当に持病が爆発して明日も休むはめになるので、まあ、今日の休暇は仕方がない(言い訳)。ウェッセルトンと見元ビオラさんのコラボは綺麗だねえ(逃避)。

 

f:id:rancraw:20200423174717j:image

f:id:rancraw:20200423174939j:image

これは今朝のデルバール ・ヴィウーローズ!

すっっっごい存在感がありません??デルバールのバラはけっこうどれも華やかだけれど、このバラは枝葉に重厚感があって、すごい!

銅葉で有名なのはレディエマハミルトンだけど、ヴィウーは黒光りするような照り葉で、エマはマットで赤みが強い。どちらも大好きな葉っぱ。

 

f:id:rancraw:20200423184724j:image

同じデルバールのフラゴナール

だいぶもさもさしてきた感があるけれども、このバラはもっと大きくなるはず……?今は樹高は低く、なんならこの角鉢から8号スリット鉢にサイズダウンしようかなと思うくらい。これからかな?わくわく!!

 

f:id:rancraw:20200423185615j:image

ギヨーのソニアリキエル

去年中苗で迎えたから、もうこれは大苗として扱っていいよね?

小さな若葉がたくさんたくさん茂って、こじんまりした森のようになっている。オベリスクへの誘引はオデュッセイアとソニアしかやったことがないけれども、これは成功している…のかな?

 

f:id:rancraw:20200423190255j:image

デルバールのクロードモネ。大大大好きなバラだから、ゆっくりでもちゃんと健やかに育っているのをみると幸せになれる。

古い大きいトゲをなー、爪切りで切ってしまいたいとずっと思っているので、連休にでも……。

 

f:id:rancraw:20200423190513j:image

プシュケ(の上の方)。

これは咲いても上の方すぎて見るのが難しいかな?下の方も、残しておいた枝からもっさり出ているから、それに期待しています。中間はダメです。

クレマチスを頼んでいるけれど、コロナで発送が難しいらしく(それはそうだ!落ち着いてから、応援したいと強く思う)、杏色のプシュケと、藍色のクレマチスのコラボは来年の楽しみにしておく。

 

f:id:rancraw:20200423193914j:image

薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。

薔薇ノ花。 ナニゴトノ不思議ナケレド。

照リ極マレバ木ヨリコボルル。

コボルル。

 

光 零れる。