泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

開花、虹色、ペリエの匂い

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我が家で冬を越したバラの開花第1号は、イングリッシュローズのデスデモーナでした。

春の勢いだと、同じイングリッシュローズのエヴリンかジュビリーセレブレーションが先かな、と思っていたので、嬉しい誤算。

この写真が5/26のもの。

 

 

 

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一晩まえの5/25、18時頃。葉っぱに隠れてほころんでいく、丁度そのときを見られてしまって頬が明らんでしまった、という感じがしてとてもとても好きだ。まだつぼみのときの濃い目のピンクが残っている。虹色の花弁!

 

 

 

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家人がDIYに凝り出して、玄関に棚を作ってくれたので、一区画を花置き場として貸してもらっている。デスデモーナと、クレマチス・水面の妖精と、ネモフィラを一緒に活けた。水面の妖精は本当に長いこと咲いていてくれてありがたい。神秘的なクレマチスです。

リビングにもテレビを掛ける棚を作ってくれたので、棚板を渡してそこにも花を置くんだ!!と生き生きしている、最近の私。

 

 

 

 

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本日、5/29は26℃/11℃の快晴。デスデモーナも絶好調。

デスデモーナは冬剪定をほとんどしていないので、枝が自由すぎてすごい。光と陰が絶妙にうつろう花びらの儚げなでも暖かみのある白や、つぼみや咲きぞめの幼い虹色、そこまで大きくなくさらさらとした葉っぱ、そういうところは悲劇のヒロイン「デスデモーナ」の由来に想いを馳せて深く感じ入ることができるのに、枝ぶりだけははおてんばだ。かわいい。

 

 

ちなみに冬はこんな感じだった。

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そして今。

 

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今年の冬は、ちょっとリフレッシュしようね、デスデモーナ。

 

 

 

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このバラの特に好きなところのひとつが、香りである。

1輪、玄関に飾っただけで、家人が「いい匂いだねえ」とにこにこするくらいの強香。ベランダに出ると爽やかな香りがふわっと鼻をかすめて清々しい。猫がものすごく反応する。

 

 

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ミルラ香だというけど、私はミルラというと精油フランキンセンスと調合していた記憶しかなく、しかもフランキンセンスが好きだったので、ミルラ……こんないい香りではなかったことない??と不思議に思っている。柑橘とアーモンドの花、と言われるのが1番納得できる。

私的には、瓶のペリエシャンパングラスに注いだときの、ぱちぱち弾ける音とともに、頬にかすかに飛ぶ炭酸の香りだと思う。それに甘めの柑橘と、アーモンドの花(実際にかいだことはないけど、イメージがぴったりなの)。

 

 

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今朝はキルケもひっそりと咲き始めて、デスデモーナもまだまだつぼみがあって、私のベランダの宴はこれからです。

 

 

楽しみ!!!