泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

開いていくバラの美しさと(ホラー)映画の話

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霧の深い朝のバス停から職場の最寄りにつくまで爆睡して、起きてバスを降りたらめちゃくちゃに晴れていた。一瞬、本当に夢かクレヨン王国に行ってしまったんだと思った。

もちろんそんなことはなく、晴れたり曇ったりで気圧がゆらゆらするので職場でくたばっていました。はー。

 

 

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前回載せたシャリファアスマと同じく、早めにカットして株を育てたいヴィウーローズ。部屋の中で開いていく様子を楽しむことができた。

ヴィウーのつぼみは赤黒で、少し開くとこんな真紅だ。

 

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次の日。シャリファのように花びらが薄くなくて、雨に打たれてもあまり痛まない強いバラなので、ゆっくりゆっくり開く。少し明るい色味になる。

中心のぐるぐるを見ていると、魅きこまれて戻れなくなるから気をつけないといけない。

 

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そして今日。

内側にかけて、紫のアイシャドウを指で撫でつけたみたいにモーヴがかってきた。そうそうこれこれ、これが好きなんですよ!

 

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これからもう少し日が経つと花びらのふち以外にモーヴが広がって、水彩に滲むようで本当に美しくなる。花もちがいいのでそういう変化を長く楽しめて、とても良い子のバラだと思います。

 

 

 

 

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最近は、1番花をこんなにたわわに咲かせてくれたエヴリンの、2番花になる花枝がまったく生えてこなくてそわそわしながら有機肥料をあげたり、

 

 

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逆に1番花は控えめだったジュードさんがぐんぐん新芽を伸ばし、つぼみも結構つけてくれていたり……

 

 

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しなやかで柔らかい、甘い色の花びらがきれいなソニアリキエルをラティスに誘引したいのに、新芽がぐんぐん伸びてなかなか鉢増しをできなかったりしている。

もうスリットから根っこが出てるので早くしたいのだけど、新芽が折れても悲しいしねえ。2番花が終わって、9月にはきっと!

 

 

 

 

 

さて。

 

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先日迎えた誕生日が土曜日だったので、一日中ホラー映画を見ていた。今月初めからどうもずっと不調で、調子が悪いときはどうしてかホラー映画を無性に摂取したくなる。写真は朝靄に沈む我が家のベランダからの景色なんですけど、ものすごく癒されるのです。

せっかくだからと、家人が牛タンを食べに行く?と聞いてくれたり、十和田の現代美術館に行きたかったりしたが、今の状況では難しいね(なにしろ第1号は無理なので)、ということで、映画日和である。

でもね、絶対牛タン食べに行ったりバラ園行ったり現代美術館で現実を見失ったりはしたい!!

 

 

 

バラのお話はおしまい。ここからはホラー映画の記録……いやあんまりネタバレせずに好き放題言うコーナーになります!!

 

 

1:「Us」

言わずと知れた「ゲットアウト」の監督の映画。見るのを大事にとっておいて良かった……しみじみと好きでした。社会派ホラーはいいよねえ。

ゲットアウトでは劇伴もすごく好きだった。ホラーは不快な音をわざと大きくきりきりいわせて恐怖を煽る風潮が今でもあるけど、もうそろそろやめてもよくない?と思っている(でもインシディアス系はそのままであって欲しい。音の使い方が抜群なので)。環境音だけのホラーかサスペンスがあった気がするな……「ハロウィン」とかもよかったよなあ。

声の意外さとウサギがすごい好きです。あとラストシーン!

 

 

2:Home-呪われた家

イントロのムービーでは良い感じの雰囲気だったのが、本編が始まったら周辺減光も下手っぴだしとにかく安いカメラだな!とわかってしまって、まずホラー展開になる前に笑ってしまった。そしてただの原っぱの背景がクロマキー合成でめちゃくちゃびっくりした。そんなことある?面倒くさがらずに原っぱで撮影をしなさい!!そのへんのでいいから!!!

伏線に見える色々な要素があったんだけど、ほとんど意味がなく終わってそれも面白かった。私はホラーにオモシロ要素を入れることが気が狂うくらいイヤだし、怖いシーンで笑う人とは絶対に一緒にホラーを見たくないけど、ちょっとこれに関してはオモシロを感じてしまった。おすすめはしないです。

 

3:残酷で異常

Amazon primeビデオにはたまーにはちゃめちゃダサダサフォントと日本語になってない説明の映画が落ちているけど、そういうのに興味深い映画があるというのを最近学んだ。これもその一つ。もう一つは「何か」という映画。

残酷で異常とかいう情報がありそうで全くないタイトルのこの映画、監督の世界観作りがとても好きでした。これはホラーというよりサスペンス系で、ちょっとだけ感動もするので見やすいかもしれない。身に覚えのない妻殺しの罪を負った男がいつの間にか辿り着いた場所で起こる、怖いお話です。

 

 

4:エクトプラズム-怨霊の棲む家

タイトル、90年代か???って感じで最高にいいですよね。ポルターガイストとかラップ現象とかエクソシストとか、ぜひ軽率に使っていって欲しい。

内容はすごーくわかりやすくて、ほどほどに怖くてほどほどにびっくりして、ほどほどに良かった。エクトプラズムにもっとフォーカスしてほしかったけど……そういえばあんまりないな、そういう映画。

 

5:リグレッション

イーサン・ホークエマ・ワトソンが出てくるということは、地物のいい素材を使って腕のいいシェフが作るレストランのコースみたいなホラーが出てくる、ということを信じてもいい。私はかなりB級ホラーが好きだけど、たまにはこういうのを見るのもいいんだ。しかしこれはホラーではないですね。でも面白いのでおすすめ。

私は終始エマ・ワトソンはもっといい演技ができるぞ!!!とブンブンしていた。ハリーポッターの俳優だと、やっぱりダニエルが1番演技上手ですね。スイスアーミーマンは最高だぞ。

 

あと2本くらい見たんだけどいい加減長いのでまた今度。

はあ、ホラー映画は癒しだよう。

 

 

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