泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

夏の朝に咲く

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 最近、暑さに参ってしまったので朝の水やりを1時間早めて、6時前にするようになった。昼間はのぼせるくらいの空気もすっきりとしていて、どこかのお堂で鐘を撞いているのが聞こえる。しばらく聞き入ってしまうくらいに何やら風情があって、良い。

ベランダの網戸を開けると涼しいくらいの風は、水やりを終えるころにはぼんやりと生温くなる。夏の朝。

 

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写真は去年訳ありアウトレットで購入したブルーパフューム。作出はタンタウ、1977年のバラ。私が所有している中で最も古いバラで、しかもアウトレット品と来ればこれはきっと繊細だぞ、と恐々としていたのだけど、今のところ順調な生育で嬉しい。

 

 

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もう3巡目になる今朝のブルーパフューム。6月の1番花はそれはもううっとりするバラの香りがしていたから、部屋の中で香りを楽しみながらくるくるともてあそんでいた。さすがに30℃を超えると香りもすぐ飛んでしまうので、今はその鮮やかな紫の花色と、ふくよかな花姿を楽しんでいる。

 

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外側の花弁はつぼみのときから白くすじが入る。それは少し傷痕のように見える。最初は生育不良を疑ったのだが、元気そうなのでこれは個性なんだと思った。私はこれが何故かとても好きだ。不完全なような、そっと隠すような、それとも主張するような、傷痕。

 

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冬の剪定後、芽吹き始めた株姿。細くてちょっと不安になるけど、ちゃんとベーサルシュートもでできてくれたので大丈夫です🌹

注目したいのはトゲの少なさ。もちろんあるにはあるけど全然気にならない。私はそこまでトゲは気にならないタイプなのだが、これが決め手の方もいるだろうなあと思う。

 

 

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今は1m位に伸びて、元気につぼみをつけてくれている。房咲きで花が大きくなりすぎないのが良い(春の一番最初はすごく大きかったけど)。

 

ちょっと引いて全景を撮りたい、でももうどのバラもちょっとも引けないような位置で咲いているから、本当にどうにか場所を作ることを考えないとなあ……という、夏のベランダのお話でした。

 

 

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31℃/21℃ 快晴、風がなく朝から暑い日。

体調を崩さないようにしないとね。バラのためにも🌹

 

 

 

 

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