泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

バラの盛りは過ぎて

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県内でも30℃を超えるところが出てきて、いよいよ初夏も終わりといった感じがしてきた。当地はやませが吹くので風が冷たく心地いい(たまにめちゃくちゃ寒い)。私はやませがもくもく海から這い上って来る光景がすごく好きだ。冷害はよくないけど……。

 

バラももう折り返しをとっくに過ぎて、遅咲きのバラを楽しむターンになっている。

 

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写真は今年も乙女系に咲いてくれたクリスティアーナです。去年は中心のピンクがもう少しはっきりしていたけれど、今年はほんのりさんだった。初期成長の遅さを2年目にして痛感しているところで……というか、隣に置いてあるデルバールのフラゴナールがものすごい伸びるから、陰になっちゃってるからなんじゃない?大丈夫?

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いずれにせよ、ふわふわしてきたのでカットしてして部屋で眺めることに。クリスティアーナは花もちはまずまずなので、3日ほどは楽しめたのでした。

 

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蛍みたいに咲くのはデルバール・シャトードゥシュベルニー。

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フラゴナールもクロードモネもラパリジェンヌもシュベルニーもわりと遅咲きだ。デルバールだとローズポンパドゥールが確か早咲きで、あとは遅咲きだと思って買った方がいい気がする。あ、ヴィウーローズはふつうです。

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一房にすごい蕾をつけるので圧巻の景色を作ってくれるバラ。去年は花もちの良いダフネが後ろから伸びてきていてコラボを楽しませてくれたんだけど、ダフネを地植えにしたことで少し寂しい。シュベルニー、横張り樹形であまりとなりにバラを置けないのだ……🥲

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そしてシュベルニー、去年より深みを増した香りがすごーくイイ!

もともとお化粧品のような、香水のようなすごく複雑でフローラル&パウダリーな香りだったのが、奥にフルーティなのも感じるようになった。販売店さんによってはたまに中香表記だけど、ちゃんと強香だと思う。うちでは逆にフラゴナールが中香ぽいのだけど、今年はどうかな?実はまだ咲いていないのです。

 

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バスが山道を登ると、木々の合間の暗いところから靄が漂い出るのを見ることができる。海の方を高くから見下ろせる場所では街や田んぼがゆっくりと霧に呑まれていくのも。

夜は肌寒くなりそうです。