泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

クロードモネのこと。

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雨上がりの朝は、水たまりが朝日を反射して眩しかった。大気中の汚れがみんな落ちてしまって、遠く遠くの山が青白く輪郭を持っているのまで見える。予報は晴れ、10℃/1℃。なかなかによい気分。

 

クロードモネは1番好きなバラのひとつ(これが1番!!と言い切るには好きなバラが多すぎる)。

フランス・デルバールの、まるでパリの春夏コレクションみたいな鮮やかな絞りのバラ。

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横顔。
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満開前の、真ん中にある卵をあたためている感じの姿が好き。
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ピンクに淡いオレンジイエローの絞りが入るロゼット咲き中大輪花。独特の華やかさとかわいらしさを併せ持った魅力的な品種。ローズをベースにスパイシーとフルーティーの混ざる強香花。極めて四季咲き性と耐病性の強い中型シュラブで、鉢植えにも向く。

(-デルバールJAPON公式より)

 

香質は、アニスをトップにミドルはローズ、リーフ、ラストにフランボワーズが香る……らしい。

 

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私はクロードモネの香りが大好きで、香り高い朝はまさに至福の時間だ。たぶんアニスとリーフの香り?に反応しているのだと思うのだけど、クロードモネはミルクティーの香り!と思っている。特によく香るときは、胸の奥まで吸い込んだ最後に甘い甘いはちみつのようなとろける感じを味わえる。最高。

 

トゲは釣り針のような形で、密集しているわけではないけれど少し多いなあという印象。ただ同じデルバールのシャトードゥシュベルニーより、個人的にはマシ。

高さ1.2mほどで、そこそこまとまって伸びてくれる。2番花も、秋の花もよく咲く。

うちでは大きくなって欲しくて10号鉢で育てている。ベランダの軒下栽培ということもあってか、黒星病とは縁がない。うどん粉病にもならない、丈夫で健康な濃緑の葉っぱを持っている。

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剪定前。古い枝にもよく花が咲く。

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細い枝もかなり大胆に切った……つもり。

 

昨年6月上旬に購入したとき、すでに2番花の蕾がついていて、この数がかなり多かったことを心配して摘蕾していた記憶がある。別に一輪いちりんを大きくしたかったわけでなく、こんなに咲いたら疲れて枯れてしまうのではと危惧してのこと。その甲斐もあってか、冬の植替えでの根張りは相当良かったので、今年は摘蕾しない方向でいく。

 

ベランダの一角で、私だけのパリコレクションが開催されるのが今からとっっっても楽しみ(*´◡`*)