濃霧とフラゴナールと
ドアから一歩外へ出ると、一面霧の世界だった。
海から上がってきた濃霧は磯の香りを伴って街を飲み込んでしまって、映画「ミスト」が大好きな私は大興奮。飲み込まれたホームセンターで生き残る方法を考えながら出勤した(中学生?)。
写真はフラゴナール。
大好きなクロードモネの、ピンクのところだけのバラが欲しくて購入した。
ピンクが強く出たクロードモネは、それはそれは美しかったので……。
明るいピンクの大輪カップ咲きから、開ききるとロゼット咲きに。花は強香性にもかかわらず雨にも強く花持ちもよい。樹は直立のブッシュタイプ。地植えなどでは1.5mほどの半つる性になることもある。耐病性が強く初心者でも育てやすい。
(-デルバールJAPON公式より)
うちでは8号鉢でちんまりと育てている。
この春の芽吹きはすごいので、今年は大きくなってくれるかな?
剪定前。
わりと細めの枝がほぼ真っ直ぐに伸びる。
いわゆる弱小枝を間引いて、枝先を整える感じで、今年は株を育てたいなあと思っている。
剪定後。
あまりにも見づらいなあ〜!斜めとタグが!!
元気をもらえるフューシャピンクは葉っぱの萌黄色にとても映える。
デルバールの強香種、しかも香水ブランドの名前を冠されただけあって、調香された香水のような香りがする。正直、自然の香りとは思えない。すごい。
鮮やかなフラゴナールは、光を反射する銀の縁取りがあるように思える。
ぼんやりと、9年前の明日を想った。あの雪間から、どうか光が差すようにと祈ったことを思い出した。