泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

愛すべき・ひとり遊び

 

引きこもってひとり遊びをするのが昔から得意である。

 

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(ネモフィラ、レースラベンダー、ペチュニア和染十二単京紫、勿忘草のハンギングバスケット。人生初!)

 

シルバニアファミリーやジェニーちゃんの人形、世界の綺麗な景色の写真集、あるいはカラーの百科事典。ガラス細工の小さなうさぎでもいい、何かひとつ、物語を感じられるものがあれば、たちまち想像の世界にのめり込んで、両親を心配させる子供時代だった。たぶん小学校4年生くらいまでは、散歩をして風景を見ているだけで別の世界で冒険するのを想像することができた。なぜか止まっているとダメなので、夜にこたつの周りをぐるぐる歩き回ったりね。

 

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冬に作ったパンジーとストックの寄せ植えを枯らしてから、たくさん花があって水のあげにくい大きな鉢は苦手だったのだが、大風の時に物干し竿が片方浮くのを家人が気にしていて、悩んだ末にカウンターウェイトにハンギングを吊るすことにする。なにせ物干し竿が落ちたらバラがやばい。

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(今朝のバラたち。この真上に………)

 

大きな鉢に土をガンガンいれて、ポットから花を出して、あれこれ配置を考えていると、小さい頃さんざ冒険した別の世界を思い出す。この鉢の中で繰り広げられる様々な人間(?)ドラマ、小さい頃の自分なら一ヶ月は想像して楽しむことができただろう。

バラはもちろん一株一株が愛おしいけど、こうして一緒に植えられた花々の共同生活って、すごーーーく夢がありますね🧚‍♀️✨

 

そんなこと言って枯らしたらサイテーだ。ペチュニア「和染十二単」の魅惑の絞り模様だけ派手にして、あとはブルー系の小花で無難に揃えたので、あまりくどくどせず好きになれそうなハンギングになった……と思う。好きなら枯らさない!あと外が寒すぎなければ!!

 

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家人の部屋の窓の外にも花を置いていいと言うので、去年も今頃に買ったカリブラコアを植えたいなあと思っている。ティフォシーアンティークというシリーズが好みすぎるのだ。冬越しできるかなあ?

これは去年のカリブラコアですが、写真がめちゃくちゃにひどいな。精神が不安定になりそう。


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すっかり虜になってしまったクレマチス・ウェッセルトンはベランダに残すつもり。見元ビオラさんとのコラボが好きだから、このビオラだけ残そうかな。あとのフレンチラベンダーやビオラとストックの寄せ植え鉢は窓の向こうへ持っていこうと思う。ひとり遊び好きの小学生から精神的にはまるで成長していないので、心の底からワクワクする。

 

 

 

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(窓の向こうは近所の人も目につくので、ほんの少しでもなにか 癒しとか 気分を変えたりとか そういうことを考えたりも する)