泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

暑い暑い暑い・しっとりと砂糖菓子の香り

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 暑い!!!

お盆寸前でようやっと本格的な夏の暑さになってきた。34℃/24℃。おととし?なんかは梅雨明け宣言も出ずに寒いまま秋に突入していたことを考えると、まあまあふつうなのかな…と思うのだが、各地は異常な暑さだ。本当に、何事もなくと祈るばかり……。

 

 

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 我が家のバラはこの間までは涼しい日もあったおかげか、まだ夏の顔になっていない。写真はギヨーのソニアリキエル。砂糖菓子みたいに甘くしっとりしたバラ。

昨日は汗みずくになりながら、ソニアとジュビリーセレブレーションの場所を交代した。本当はあまり環境を変えないほうがいいらしいのだけど、ソニアが伸びて伸びてラティスに誘引しないとどうしようもなくて、でもラティスは今キルケとラパリジェンヌとダフネでほとんど占有されている。苦し紛れに物干し竿に麻紐を通して、手前に伸ばしてみた。どうだろうな…高い位置だからもしかしたら日がうまく当たらないかもしれない。難しいなあ。

 

 

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うーむと考えていてもしょうがないので、今月のCasa BRUTUS「絵本特集」を読む。表紙がエルマーの冒険だったので思わず手に取ってしまったのだ。うふふ、持ってた持ってた!児童文学はいいよね。大人になってから読むと、いっそう深みをもって感じられる。「モモ」と「ピーナッツ」の特集が良くて、お風呂の中で繰り返し読んでいた(食べ物の特集じゃないよ)。

そういえば昔、世界名作ファンタジーの白鳥のみずうみが大好きだったのだけど、表紙のオデット姫のピンク色のドレスに何より惹かれたのを覚えている。

 

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ちょうどこんな色のドレス。誕生日に買ってもらったジェニーちゃんに着せていたっけ。

私はソニアの幾重にも折り重なった天鵞絨みたいな花容に、砂糖菓子のような甘い香り、しなやかな枝と若草色の葉っぱの、その女性らしさを何より愛している。持っているバラの図鑑には「枝がだらしなく伸びる」なんて書いてあるけれど、そんなところもあら可愛い、と思ってしまう。

 

 

 

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ちょうど水面に小さな粒が落ちたときのように、中心から広がる波紋のような花びら。

 

 

 

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ゆっくり開いていく。

 

 

 

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ふわふわ。

 

 

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ジュードジオブスキュアと並んで。この色の組み合わせはわりと好きだ。

 

 

 

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枝もステムも花びらも、触れたら壊れてしまいそうに柔らかい。日に向かって咲いているのは珍しく、大抵はしっとりとうなだれている。

 

 

 

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たぶん、雨か曇りの日に撮ったこの写真のソニアの色合いがとてもとても好きだ。甘くて柔らかく、しとやかで優しい。酸味の少ない、ただただ甘いフルーツの香りがする。

2番花も順調に咲いているけれど、黒星にもうどん粉にも少しかかりやすい(まだ株が若いから?)気はする。でも、それを鑑みてもおすすめしたいバラです。

 

 

 

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 明日も今日と同じくらい暑いと聞いて、慌ててベランダの鉢たちにアルミシートを巻いたりしたら、すっかりふらふらになってしまったので、今日は早めに寝ようと思う。でも、お盆の間は家人がお休みなので、職場まで送り迎えをしてくれるのだ。ありがたいことこの上ない💕

ふふふふふ、1時間以上も長く寝てやるぞ!!!

 

 

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