泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

香りの女王・アカデミアの話

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8℃/1℃。朝はやっぱり寒い。そして、あんなに離れた雲の流れが目に見えて早いということは、ただでさえ風の強い我が街は強風がやばいということ。

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(コマツガーデンさんから来た、びっくりするほど元気なエヴリンの株元。と、細い細い枝のどこにこんなエネルギーがあるのか、と思わせるブルーパフュームの芽吹き)

健気にがんばっている新芽たち、どうか何事もありませんように……(´;ω;`)

 

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写真は、イタリア・バルニのアカデミア。

開きかけの花は花芯から外側にかけて、銀粉をまんべんなく散らしたようにシルバーピンクのグラデーションがかかる。くしゃっとした花弁がたくさん詰まった満開の花は豪華で、それでいて上品だ。

あまり育ててる方をお見かけしないような気もする、でも最高なバラです。

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アンティークで洗練された雰囲気のバラ。
イタリア・ピエモンテ州のガーデンアカデミー
「Accademia Piemontese del Giardino」にちなんで命名
モンツァコンクールでは「最も香りの良いバラ」に選ばれた。
程よくまとまりのある樹形で、色々なシーンに合わせやすい。

(-河本バラ園公式サイトより)

つけ加えると、完全木立性でカップ咲。病気はひとつもしなかったし、生育も根張りも良かった。

樹高は0.8〜1.5mくらいと書いてあるけれども、うちでは164cmの私が背伸びしても届かないくらいシュートが伸びた。

シュート自体の発生も良く、昨年は他の枝とぶつかるから、と2本切った覚えがある。今年の剪定の時も、枝数は減らしたくなかったのだけど、枯れているように見えたので、1本は切ってしまった。

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剪定前のアカデミア。発生したシュートをピンチした後、伸びてくる芽を2回くらい誤って欠いてしまって、それから伸びなくなった枝が左の方にある。

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剪定後。

1番長く伸びたシュートもがんばって短めに切った。功を奏すことを祈って。

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そして、アカデミアに関して最も強調したいのが、香りについて。語彙力がないのが悔しすぎる、本当に本当に素晴らしい香り💕
南国でおおらかに育てられた、果汁たっぷりの果物の、甘くてとろりとした……例えば洋ナシやマンゴーやメロンを思い出すような香り。鼻に抜ける濃厚かつ爽やか香りは、あらゆる人がうっとりすると思う。
シーズン時は切って小瓶に一輪挿しにして、家中持ち歩いていたぐらい好き。

強香種が好きになった1番の理由のバラ。

おすすめです(*´◡`*)🌹💕

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(昨日、憧れのシャリファアスマが販売されてて、めちゃくちゃ悩んだ末に買っちゃったことは秘密です。)