泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

ローランの古城

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この一枚に私の「好き」のほとんどが詰まっている。

 

ピンクのリボンを結ばれたみたいに色づく黄色のつぼみ、花芯付近の華やかなオレンジ、全体はぱっきりとしたサニーイエロー。

1週間ほどかけてレモンイエローに褪色して、はらはら散ってゆく。

 

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非常に耐病性が強く育てやすい黄バラ。中輪カップ咲きで、枝いっぱいに花を咲かせる姿は見事です。
鮮やかな黄色から、次第にレモンイエローに変化し、一枝で二色咲きのように…さわやかな柑橘系の香りも魅力。中型シュラブで、樹勢も強く、枝がよく茂りますが、株はまとまります。オベリスクなどに、小型のつるバラとして仕立てるのも◎。花名は、ロワールの古城から。

(-はなはなショップ 解説文より)

 

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(うちに来て1番最初の開花。ふわふわ、柔らかそう)

 

最初に黄色のバラが欲しいな、と思ったとき、絶対に譲れないのがこの、ピンクやオレンジがグラデーションを描く花色なことだった。

 

ERのモリニューの宣材写真が1番理想的だ。

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(画像お借りしました)

 

オレンジとレモンのシャーベットみたい!

 

ただ、モリニューは迷った末に購入を見送った。シャトードゥシュベルニーの耐病性に惹かれてしまったので……。

でもいつか本当に欲しい。

 

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つぼみを見ても花弁に赤が混じるのが分かる。最高に好きな配色!

 

そして、販売サイトに中香と書いてあることが多く、期待していなかった香りもとてもとても良かった。

アカデミアやレディエマが純粋な果物の香りなら、シャトードゥシュベルニーはヨーロッパの高級な香水に使われる果物のエッセンスのような、そんな感じ。上手く言えないけれどとてもいい香りで、どこか遠いところを思い出すような。

 

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剪定前。

購入したのが3〜4年生苗だったので、剪定の痕が見たことのないふうになっていた。細い枝先にも花が咲いていたのだけど、切った方がいいような、もったいないような。

1度切ったあと、Twitterでアドバイスを頂いて、もう少し切った。

 

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剪定後。

このあと、芽が見えなかった枝も1本間引いた。かなり切ったので春が心配なバラ。

芽吹きも1番遅めかもしれない。今の時点でこんな感じ。

 

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でもベイサルシュートの兆しが✨

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ともかく、耐病性は折り紙付きで、香り高く、何より花色が魅力的なバラ(個人的な好みが大いに影響しているけれども)。お気に入りです。

 

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最近気温は15℃くらいまで上がってくれていたのに、一転して7℃/-2℃の曇り。風があまり強くないことが救いです。

三寒四温。春が近いねえ。