薔薇未だ覚めず・また赤紫の話
バラが咲くのは今週末くらいかな?と、ワクワクしながらずーっとバラのことを考えている。
この萼が下がってからもまた長いんだよねえ。この焦らし上手♡
少し前の記事に「赤紫」という色が好き、と書いた。
これはカリブラコア・ティフォシーエレガンスNo.2。一般に「赤紫」がどこまでの色幅なのかはよくわかっていないけど、私にとってはこんな色味のこと。
この色のバラを迎えたいとものすごく真剣に考えているのだけれど、中々決まらない。今手元にあるバラではヴィウーローズにものすごく期待をしている。ヴィウーが理想通りであればもちろんそれに越したことはないけれど、そうでなかった場合……そうであった場合でも……色んな赤紫のバラがあれば私が幸せなので、色々と調べている。
ここから文字ばかりなので関係ない花の写真を挟んでいきます。
(少し前、道ばたの花壇に植わっていたかわいい椿。花びらが厚め)
つぼみの濃い赤紫から開くと薄めの赤紫に、花びらの重なりが作る陰影が完璧に理想の色。ブルー系の強香だというし、春と秋の花色の違いも美しくて、最高だと思っている。去年からずーっと迷っているバラ。耐病性を気にしている。
(ホームセンターで咲いていたブリリアントピンクアイスバーグ!輝くピンク、その通り。)
*イングリッシュローズ・ヤングリシダス
安心のイングリッシュローズ。強香で花弁の多いロゼット咲き、そんなに大きくならずにうなだれて咲く姿の風情が完璧なバラ。花色は深い赤紫から紫に褪色していって、花弁の外側にかけては白っぽくなるそう。
この、紫に褪色、がちょっとだけネックだったりする。濃い紫はそれはそれで好きなんだけど、それなら初めから紫であってほしい面倒くさいオタクなのだ。でも香りが1番気になるバラで……イングリッシュローズは罪作りね……。
(ホームセンターで新苗が咲いていました。麗し懐かしのニューウェーブ)
*アップルローゼス・マイスタージンガー
赤紫、と呼ぶには赤みが強いのかもしれないけれど、光の加減でまさしく私の理想どおりの色になる。そういう写真を見た!
アーリーモダンローズの花形で、まるーく咲いて花弁のふちが丸みに沿って反り返るのが心底好きなのだけど、中々今の耐病性の高いバラには見当たらない……と思っていたら、ありました、マイスタージンガー。
しかも名前が何より愛しているワーグナーの曲名と一緒。そして強香。これはもう運命では??と思いながら、お見かけしたのがベランダがいっぱいになってからだったので購入できていない。悔しい。
(This is a melted cat.)
*F&Gローズ・あおい
色々な方のブログやインスタで、これは良い花色!!!と見ると「あおい」であることが100回や200回ではきかない。それほどまでに花色に惚れ抜いているのに、微香という一点だけが購入していない理由である。エッセンシャルオイルでもふりかけて香りを堪能しながら花色を愛でたらいいやん、とも思ったりする。ネコチャンがいるしそんなことはしないけど……。
(母の日のミニバラ。この色味すごくいいなあ)
*ギヨー・ヴァンテロ
もしや私の好みがこのバラにはばれているのかな??と訝しむほど、どの写真を見ても素晴らしすぎる理想の色をしている。つぼみが明るい紅なのもとってもいい。ヒラヒラ豪華なドレスのようで、見ているだけで華やかな気持ちになれる。しかもこじんまり育てられて、フルーツやスパイスの強香。最高だな!と思いきや、耐病性がものすごいネックだ。うまく育てられる自信がついたら、きっと。
と、赤紫の候補のバラでもこれほど欲しいバラがあります。いわゆる青バラと、白っぽいアプリコット以外は欲しいバラばかりで、果てしない趣味をもってしまったな、と目を細めています。
いつか誰かに見せられるバラの庭がほしいな、と、お花の好きだった母を、樹木の好きだった父を思い出しながら。