5月下旬、長雨、霧と晴れ間と。
朝方に驟雨を走らせた雨雲が、家を出る頃には灰色の霧になって、広く見渡せる市街地の向こうの山に細いけむりのようにわだかまっていた。いくつも立ちのぼるそれがまるで湯気みたいに見えて、なんとなく草津の湯畑を思わせる。駅の向こうは雨模様だ。振り返って家の方を見ると、切れた雲からいくつもの光の筋がのびている。宴のようなヤコブの階梯。
草津温泉に行きたくなっちゃったな。
こちらは長雨に降られたりイモムシに食べられたり、散々な新顔・クリスティアーナの今朝の姿。艶のある花びらはこのバラ特有なのかどうなのか、信じられないくらい綺麗だ。こんな姿でもちゃんと香るのもすごい。霧の朝をさあっと吹き抜ける、レモンみたいな香りです。
(書いたあとに調べたらほんとにレモン様の香りって書いてあった。私の鼻、まだ大丈夫だな!)
今うちで咲きそうなバラの2番手は、どう見てもピンクの花が咲くように見える白薔薇のデスデモーナ。デスデモーナはとてもつぼみが多いので長く楽しめそうだ。冬剪定のとき、樹形を整える程度にしたのがよかったのかな?
あとフリュイがもうすぐ萼を下ろしそうになっている。どれも白っぽいバラだねえ。
ここは北東北でも温暖な地方なので、バラも5月中旬くらいに咲いてくれるかなと思っていたのだけど、なかなかそうはいかなかった。とはいえ住んでいるのが冷えた海風が流れる高台の7階で、夏でもまあまあ涼しいくらいなので、そりゃあ開花が遅くもなるだろうという感じ。
近所のバラはもう咲いている。このバラはなんていう名前かな?綺麗だなあ🌹✨
クレマチス・ベルオブウォーキングさん。ピンポン球くらいのまんまるつぼみをほころばせ始めて、バラと開花が合いそうで嬉しい。ウェッセルトンはめちゃ伸びています。クレマチス、すごい。
5/19から長く続いた雨模様も、今朝の一雨を最後に遠くなるよう。明日出勤したらようやく休日の晴れた朝からバラを眺められそうだ。
色々が報われる季節が、やっと。