泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

ジュビリーセレブレーション

ベランダにだってアーチ(?)が欲しい、の話。

それはまるで春の夢のような 春のバラ園、満開を迎えた色とりどりのバラが何種類も絡んだアーチのトンネルをくぐる。風が吹くと、世界中のただ綺麗な色だけを集めた花びらが降ってくる。いばらの間から日差しが差し込み、花びらは身の回りを小さな嵐になって…

島国のバラ事情

先日、インスタのDavid Austine Roses公式が、『コメントしてくれたアカウントに抽選でバラ苗が当たる!』(ざっくり意訳)というのを行っていた。 もちろん本国のアカウントであるので、極東の島国北方に住む私は「羨ましすぎる」と心の中で歯ぎしりをしなが…

深い霧の中で

今朝の房咲きレディエマハミルトン。 去年はよくて3輪程度だったのが、やっぱり今年は花つきがよくなっている。房咲きねえ、好きだねえ。やっぱりヴィウーローズよりあおいなのかなあ(独り言)。 こちらは出先を昼休みに散歩している途中で見かけたアスチルベ…

散る花びらの行く末を思う

夕方あたりから霧が海を渡ってきて、高い高い堤防をぬめぬめと超え、みるみるうちに街を覆ってしまった。朝にはつぼみだったレディエマが1輪、呼ばれるように咲き出している。甘い柑橘のいい匂い。 オステオスペルマムはこの寄せ植えの紫の花。次々に咲き夏…

バラのことばかり考える、まだ朝の来ないベランダ

この美しい色を持つバラの名前はジュビリーセレブレーション。寿ぎのバラだと言われればまさしくその通りだ。5月にしては気温の低かった、薄く霧のかかった朝の日差しは細く確かに黄金で、この花びらが持つ豊かな彩りの中にある色だった。内側から輝くように…

イングリッシュローズのこと

好きなバラのナーセリーさんの代表の方が、 「まず朝に30分、ただじっと花を見る。気温が低いのでバラがとても綺麗に見える。邪念が消えて、なにも考えずに美しいものに引き込まれていく。それが終わったら、葉っぱに病気が出てないかとか、客観的に観察をす…