泥濘と薔薇

北東北、海辺のベランダで育つバラの記録です。

レディエマハミルトン

ベランダにだってアーチ(?)が欲しい、の話。

それはまるで春の夢のような 春のバラ園、満開を迎えた色とりどりのバラが何種類も絡んだアーチのトンネルをくぐる。風が吹くと、世界中のただ綺麗な色だけを集めた花びらが降ってくる。いばらの間から日差しが差し込み、花びらは身の回りを小さな嵐になって…

青空がとてもよく似合うので

塀の向こうに飛び出しているレディエマハミルトンの2本のベーサルシュートを、ちょっとこれはもうどうしようもないなと思って毎日眺めている。遠目だけどたぶんつぼみがついている。ホウキ状になっていないから、レディエマは別にピンチしなくてもいい品種な…

6月6日 宴の始まり

今朝のデスデモーナとオデュッセイア。朝はよく晴れて、差し込む日差しに照らされて天国みたいに綺麗だった。 24℃/14℃と、昨日より3℃ほど低い気温の予報の今日、ベランダの向かって左側のバラはほとんど咲いてくれました。 デスデモーナ オデュッセイア プシ…

5月初旬のバラの様子〜北東北の場合

GWだぜ!朝から晩までベランダで過ごしてやる!!と私が浮かれている間に、街の田んぼに水が引かれた。GW中はずっと晴れて暖かく夏のようだったので、青空と山の緑と、重たそうな白い雲が田んぼに映って、それはそれは綺麗だった。 ベランダにいればバラも海…

紅茶とバラの日々

を、今読んでいる。もう読み返すのは何度目だろう?昔の女流随筆家が大好きで、幸田文と森茉莉のエッセイは宝物のように大事にしている。 でも今日は、私のファーストローズ、レディエマハミルトンの話。きらめくオレンジがダージリンの水色みたいに鮮やかな…

例えば忘れられるだけの一瞬が

私の住む街はこの9年間ずっと大がかりな工事をしている。その一角、家のすぐそばに田んぼが出来たようで、最近水が引かれていた。風が吹くと小さな波がさざめき立つ。 ある日の夕暮れ時の退勤時、観光客っぽい外国の方がその風景を撮っていたのを見た。水面…